どのような肌の悩みであっても肌に潤いを与えることが美肌への一番の近道です。ことにちりめんじわに関しては乾燥対策だけでその悩みが解消されてしまうのです。
そうはいっても年齢を重ねるごとに肌が本来持っている潤う力は弱まります。そのため、どんなに日々のスキンケアで保湿に余念がなくとも肌が乾燥することもあるのです。
そこで今回は保湿力が高くちりめんじわにも効果的と評判の馬油について詳しくご紹介したいと思います。
馬油とは
馬油はやけどや切り傷などにつけると良いとされて広く親しまれてきました。その歴史は古く、馬の油を薬用としてすでに使っていた中国から400年も前に日本に伝わったそうです。
馬油は馬の皮下脂肪から作られる動物性油脂です。動物性油脂と言えば飽和脂肪酸が多く含まれることは知られているでしょう。
ところが馬油は動物性油脂であっても、植物性油脂と同じように不飽和脂肪酸が多く含まれます。不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸との比率が人の皮脂に近いことから、馬油は人の皮脂と性質が似ているといわれています。
馬油が肌に馴染みが良いのはそのせいなのです。
馬油のパワー
馬油は皮脂に近い性質を持つため素早く肌になじんで角質層へ浸透します。皮脂の代わりとなって角質層の水分量を保ち、外部の刺激から肌を守るバリアの役割を果たすのです。
肌は何かと水分の方が大切のように思われがちです。実は、皮脂は汗と混ざって皮脂膜となり、角質層の水分の蒸発を防いで肌表面を滑らかにします。さらに、外の刺激から肌を守っているのです。
ところがクレンジングや洗顔で皮脂をとりすぎてしまうことがあります。すると、肌が乾燥してちりめんじわができるのです。
そのうえ皮脂は年齢を重ねるたびに分泌される量が少なくなります。そのため、肌は一層乾燥し、ちりめんじわができるのです。
潤いのある美しい肌とは水分と油分のバランスが整っている状態です。
また馬油に含まれる脂肪酸は角質層に浸透すると皮脂と同じように殺菌作用が働きます。このように馬油は肌が本来持っている力を引き出すパワーがあるのです。
馬油100%が原料であれば無添加ですので、体調の変化や乾燥で肌が敏感になっている時でも安心して使えます。
馬油の使い方
馬油はなんといっても人の皮脂に近い性質であることが特徴ですので、肌に直接つけることでその効果を発揮します。
皮脂に近い馬油は肌につけると素早く肌に馴染み、次に与える保湿成分の浸透を高めるのです。
ところで、皮脂は汗と混ざり合うとできる皮脂膜は天然のクリームと言われています。馬油を肌につけた後に化粧水をのせても馬油と馴染んで天然のクリームのようになるのです。そして、角質層の水分の蒸発を防ぎます。
ちりめんじわが気になるところには、スキンケアの最後にプラスで馬油をつけると更に潤いがアップします。
さらに、馬油をたっぷり塗ってそのままお風呂に入るスチームパックもおすすめです。馬油の保湿効果が一層UPします。
肌が乾燥していつもよりちりめんじわが気になる…なんて時にはてき面です。ぜひ一度お試しください。
最後に
ちりめんじわが気になりだしてからは常に保湿力の高いスキンケア化粧品の情報を集めています。身近な馬油にこんなパワーがあると知り、まさに灯台下暗し。
馬油を使ったスキンケアは肌に栄養を与えるというよりも、肌本来の健康な状態に戻してあげるというものです。
水分と油分のバランスのよい肌を目指して、馬油を使ってみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もご覧ください。

河本裕美子
『スタイルアップして見える着こなしがわかる』骨格診断と、『美しく、健康的に見える色がわかる』 パーソナルカラー診断をベースに一人一人の本来の魅力を引き出し、外見力アップをプロデュース。
コーディネートの提案だけでなく、自分で似合う服が判別でき、組み合わせることができるようになるまでセンスを育てるコンサルティングを行っている。
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