自分の顔を鏡で横から見たときに、「フェイスラインがはっきりしていない」ことにガックリすることはないでしょうか。
そんな下膨れが気になる方は、今日から‟ベロ回し”を始めましょう!
ベロ回しとは、気がついたときにいつでもできる、舌をまわすだけの簡単な舌トレーニング。
顔から首にかけての筋肉が鍛えられ、顔のたるみやむくみを解消します。
「下膨れのせいで顎なしに」なんてことにならないための要素がたっぷり詰まっているのです。
Contents
下膨れや顎なし顔になるのは顔の筋肉が影響している
下膨れになるのは、顔から首にかけての筋肉が大きく影響しています。
下膨れから顎なしな顔になるのも、それらの筋肉が左右しているのです。
まずはどのような影響によって下膨れ、ひいては顎なしな顔になってしまうのか、みていきましょう。
表情筋の衰えで
口や目の周り、頬など、顔には20種類以上の表情筋という筋肉があります。
表情筋をつかうことで表情がつくられ、肌のハリや弾力が保たれているのです。
ところが、表情筋は身体の筋肉と同じように使われなければだんだんと衰えて、表情筋や皮膚にたるみが起こります。
パソコンやスマートフォンを使用していると、気がつけば長い時間、表情を動かしていなかった、なんてこともあるのではないでしょうか。
もちろん年齢を重ねることも、表情筋の衰えの原因となりますので、意識して表情筋を動かさなければならないのです。
口の周りや頬がたるんでいると、なんとなく下膨れな顔に見えてしまいますね。
筋肉が衰えるとむくみに
筋肉の衰えは、むくみの原因になってしまいます。
運動する機会が少ないと、足がむくみやすくなりますね。
それと同じことが顔にも起こってしまいます。
お酒を飲んだわけでもないのに、朝起きると顔がむくんでいることはないでしょうか。
それは、リンパや血液の流れが悪く、余分な水分や老廃物が溜まっている状態。
筋肉は、血液やリンパの流れを促すポンプの働きをしています。
筋肉が衰えているとその働きが弱まり、むくみとなってしまいます。
それに、むくみがあると基礎代謝が落ちるため、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
たるみでむくみや脂肪が顔の下半分に集中すると、下膨れになってしまいます。
特にむくみがひどい時は、顎なしな顔になってしまうでしょう。
筋肉のコリ
下膨れの原因を調べると、おおよそ筋肉の衰えとむくみがあげられています。
けれども私は、あえて筋肉のコリをプラス。
なぜなら、睡眠中の食いしばりグセがある私は、下膨れなフェイスラインが気になってきたからです。
食いしばりのクセがあると、咬筋というエラの筋肉がこり、いわゆるエラ張りの状態になるのです。
私はもともとは丸顔ですが、年齢による多少のたるみはあるにしても、若い頃はべつにして、最近は顔にお肉がつくことは殆どありません。
ところが、たるみとエラの張りによって、下膨れな顔に見えてしまいます。
咬筋のコリも下膨れの原因と言えるのです。
顎から首にかけての筋肉の衰えが顎なし顔の原因
「顎舌骨筋(がくぜつこつきん)」などの顎の筋肉の衰えが顎がたるむ原因となり、二重あごになってしまうのです。
「広頚筋(こうけいきん)」という顎から鎖骨に伸びる筋肉は、衰えると縮むという性質を持っています。
広頚筋が縮むと、口元や頬の筋肉が引っ張られ、二重あごになってしまうのです。
最近、なにかと耳にするスマホたるみは、スマートフォンを使う時の下向き姿勢が原因。
下向きの姿勢でいる時間が長いと広頚筋が衰えて、二重あごになってしまうのです。
また、姿勢が悪いと筋肉や血管が圧迫されるため、リンパや血液の流れが悪くなり、脂肪がつきやすくなってしまいます。
二重あごに脂肪がついたら、顎なしな顔になるのは避けられません。
下膨れには舌トレーニングで顎なし顔を予防
ベロ回しをすると、口のまわりや頬の筋肉はもちろんですが、舌のつけ根や首すじまで効いているのがわかります。
舌を動かすことで、いろんな筋肉が鍛えられ、顎なしな顔になるのをくい止めることができるのです。
それでは、まずは基本のやり方をマスターしましょう。
- 口を閉じたまま舌先で歯茎の表側をなぞるようにゆっくり右に20回まわします。
- 続けて同じように舌を左に20回まわします。
- 左右で1セットとして1日に3セット行います。
ベロ回しによって、口のまわりや頬の筋肉が引き締まるので、たるみを改善します。
もちろん、ほうれい線にも効果があるのです。
それだけでなく、舌を動かすことで、顎まわりや首の筋肉をマッサージする効果もあるのです。
そのため、筋肉の歪みによる噛み合わせのズレや、顎関節症の改善のために、ベロ回しをすすめている歯科医院もあるほどです。
いかに顎まわりの筋肉に良い効果をもたらすかがわかります。
マッサージ効果によって、エラ張りの原因になる筋肉のコリもほぐれます。
ところで、顔のむくみをとるために、マッサージが効果的というのはご存知の方も多いことでしょう。
特にフェイスラインから鎖骨に向かってのマッサージは、リンパの流れを良くするために大切です。
私も、スキンケアの後には必ず簡単なリンパマッサージを行います。
けれども、ベロ回しのマッサージ効果でむくみも解消できるのです。
首まわりにもかなり効いているのがわかるので、この効果にも納得できます。
私は、バスタイムには湯船につかりながらベロ回しが習慣です。
次の日に顔がむくんで下膨れになるのをしっかり予防します。
忘れてはならないのは、顎舌骨筋(顎の筋肉)や広頚筋(首の筋肉)が鍛えられ、二重あごになるのを防げることです。
実際、私はベロ回しを始めた頃は、下のつけ根と首まわりが一番疲れを感じました。
二重あごは顎なしな顔になる一番の原因ですので、顎や首まわりの筋肉の衰えを改善できれば、顎なしな顔になるのを防げるでしょう。
最後に
ベロ回しは、気がついたときにいつでも簡単にできるので、無理なく続けられます。
何かをしながらしてもいいんです。ただし、誰かに見られないようにこっそりすることをおすすめします。
基本のやり方をご紹介しましたが、アレンジ次第で気になる悩みにより一層効果を発揮。
ほうれい線が特に気になる方は、舌でほうれい線を内側から念入りになぞると良いでしょう。
軽く顎を上げ、舌を前に思い切り出して10~30秒キープすれば、二重あごの改善効果がさらに期待できそうです。
下膨れを放っておくと、顎なしな顔になってしまうかもしれません。
簡単にできるベロ回しを今日から始めて、シャープなフェイスラインの小顔を目指しましょう!
こちらの記事もご覧ください。

河本裕美子
『スタイルアップして見える着こなしがわかる』骨格診断と、『美しく、健康的に見える色がわかる』 パーソナルカラー診断をベースに一人一人の本来の魅力を引き出し、外見力アップをプロデュース。
コーディネートの提案だけでなく、自分で似合う服が判別でき、組み合わせることができるようになるまでセンスを育てるコンサルティングを行っている。
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