20代の頃はスッキリとしたフェイスラインでも、年齢と共に顔のたるみが現れてくると、笑ったり、少し下を向いたりするだけで、二重顎になってしまうのが悩みの種。
顎まわりに余分な脂肪がつくと、たるみは更にひどくなり、正面を向いているだけでも二重顎になってしまうのです。
そんな二重顎をなんとかしようとダイエットやマッサージをしても、何の効果も感じられないと「いっそのこと整形したい!」なんて思うこともありますよね。
この記事では、二重顎の整形にはどのような治療が行われるのか、その効果やリスク、それに気になるお値段についてお伝えしていきます。
いざという時のために、参考にしていただければと思います。
Contents
二重顎の原因は?
二重顎を治す整形は、施術方法が二重顎の原因や症状によって異なります。
二重顎の原因は、主には次の3つのことが大きく影響しています。
- 顎まわりのついた余分の皮下脂肪
- 筋肉の衰え
- 皮膚がハリや弾力を失う
体重が増えると、顔に脂肪がつきやすいという方もいらっしゃるかもしれません。
筋肉や皮膚が衰えるとその上についた脂肪を支えられなくなるので、顔の脂肪がどんどん下へさがって、二重顎になってしまうのです。
たとえ体重が増えなくても、顔の筋肉が衰えることで脂肪がつきやすい状態になってしまいます。
なぜなら、筋肉が衰えると、リンパの流れを促すポンプ機能が低下して、リンパの流れが悪くなるからです。
リンパの流れが悪いと、余分な水分や老廃物は体の外へ排出されにくくなるため、代謝が落ちて脂肪がつきやすくなってしまうのです。
顎まわりにそれほど多くの脂肪がついていなくても、年齢を重ねると二重顎になりやすくなってしまいます。
筋肉が衰えると血流も悪くなってきます。
すると、細胞に栄養が運ばれなくなるため、皮膚は新陳代謝が悪くなり、ハリや弾力を失ってしまいます。
ハリや弾力を失った皮膚はたるみ、二重顎をつくってしまうのです。
原因によって異なる二重顎の整形方法
太ももやお腹の余分な脂肪を取り除く整形には、「脂肪吸引」があります。
「脂肪吸引」は二重顎の整形でも行われています。
ただし、二重顎だからといって、必ずしも脂肪吸引が向いているわけではありません。
脂肪吸引が向いているのは、顎まわりや首に多くの脂肪がついてしまっている場合。
顎のたるみがあると二重顎になりやすいので、余分な脂肪がついているように見えてしまいまいます。
けれども、二重顎の原因が脂肪なのか、それとも皮膚のたるみが原因なのかは、ドクターによる診断が必要。
まずは、自分自身で診断してみると良いでしょう。
方法は顎のたるみを指でつまんで引っ張ってみて、しっかりとお肉をつまめるようであれば、脂肪吸引の効果が期待できます。
実は、私もだんだん顎のたるみが気になってきましたので、顎の下のタプタプとしている部分をつまんでみました。
すると、つまめたのはお肉というよりも皮膚、しかも引っ張るとよく伸びます。
どうやら、私は脂肪というよりも、皮膚のたるみが原因でフェイスラインがぼやけてしまっていたのです。
私のように二重顎の原因が皮膚のたるみであれば、脂肪吸引ではなく、たるみ治療が向いています。
皮下脂肪が原因の顎のたるみは、脂肪吸引でスッキリさせる
まずは顎の脂肪吸引が、どのように行われるのかを見ていきましょう。
施術方法
耳タブのつけ根や顎の下に数ミリの穴をあけ、カニューレと呼ばれる細い吸引器具を挿入して余分な脂肪を吸い出します。
狭い範囲ですので、局所麻酔でも十分ですが、静脈に麻酔薬を注射する全身麻酔をする場合も多いようです。
手術は20~30分程で終わり、一回の手術でも十分効果が出るそうなのです。
ただし、施術後すぐに効果が表れるわけではありません。
ダウンタイムとリスク
術後の痛みや腫れ、内出血などがなくなるまでのダウンタイムとされる期間は1~2週間ほど。
この期間は誰にも合わなくても良いようにスケジュールを調整した方が良いかもしれないですね。
ごくまれに、一時的に感覚が鈍くなることで口の動きが悪くなったり、しこりができたりすることもあるのだそう。
けれども、そのような症状は時間と共になくなっていき、およそ1か月後くらいから効果がわかり始めます。
5~6か月後には希望のフェイスラインが完成し、傷跡も殆どわからなくなるのだそう。
顎の脂肪吸引は身体への負担は少ないようですが、リスクがゼロというわけではありません。
脂肪の取りすぎで、逆に顎のたるみがひどくなることもごくまれにあるのです。
ペイザー脂肪吸引
リスクと言えば、顎の脂肪を取ると余った皮膚のたるみで、余計に二重顎になってしまうのではないかと心配になってしまいます。
ところが、同じ脂肪吸引でも「ペイザー脂肪吸引」と呼ばれる施術法は、皮膚のたるみを引き締める効果もあるそうなのです。
脂肪吸引と皮膚のたるみ治療が同時に行えるだなんて、最強の二重顎の整形ですね。
脂肪吸引のお値段
気になる顎の脂肪吸引手術のお値段ですが、やはりペイザー脂肪は普通の脂肪吸引よりも少しお高め。
普通の脂肪吸引の相場は30万円ほどですが、ペイザー脂肪吸引となると、およそ50万円ほどかるそうなのです。
ただし、脂肪吸引にかかる費用は手術費用のほかに、麻酔や採決、それに術後のサポートなどもあります。
これらの費用が上記のお値段に含まれているかどうかは、事前のチェックが必要です。
脂肪溶解注射
余分な脂肪を除去する整形に、「脂肪溶解注射」があります。
脂肪溶解注射は、薬剤を脂肪組織に注射して脂肪を溶かすので、比較的手軽にできる治療法です。
脂肪吸引するほどの脂肪はないという場合や、たくさん脂肪があっても脂肪吸引手術は嫌!という方に向いています。
脂肪溶解注射は緩やかに脂肪を減らしていくので、体への負担が少ないことが一番のメリット。
ただし、脂肪が少なければ一回の注射でも十分効果が表れますが、脂肪が多い場合は何回かの治療が必要になります。
気になるお値段は、当然クリニックによって差があります。
コマーシャルでも有名な高須クリニックのHPを見てみると、顎の下からフェイスラインに一回の注射で6万円とありました。
脂肪溶解注射は、平均して3~4回行う方が多いようです。
皮膚のたるみによる二重顎をシャープにする整形はたるみ治療
皮膚のたるみによる二重顎の整形は、たるみ治療が適しているのだそう。
たるみ治療は、「メスを使う整形手術」「糸によるリフトアップ」「照射系治療」の治療があります。
一番効果が期待できるのはメスを使った整形ですが、一番ハードルが低いのは照射系治療でしょう。
照射系のたるみ治療では、「サマークール」や「ウルセラ」といった名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
肌が皮膚が引き締まる効果のあるサマークールに対し、ウルセラは筋膜までも引き締まるのでより一層のリフトアップ効果が期待できます。
どちらも施術後すぐから効果を実感でき、その後、時間と共にさらに引き締まっていきます。
100%の効果が表れるのはサマークルはおよそ3か月後で、ウルセラなら1~2か月後。
術後の腫れはどちらの施術もほとんどなく、施術直後から洗顔やメイクができてしまうのだそう。
気になるお値段ですが、高須クリニックでは、ウルセラを顎の下から首の上部に照射すると、およそ30万円ほど。
サマークールは顔全体で30万円とありました。
お値段はやはりクリニックによって差があるので、事前に下調べしておくと良いですね。
最後に
顎のたるみや二重顎の整形は、どの治療を行うかの医師の診断がとても重要になってきます。
整形で失敗しないためには、確かな技術力と経験、それにセンスのある医師を選ぶことが大切です。
もしも、二重顎の美容整形をしようと決心したら、多くのクリニックでカウンセリングを受けて、「この先生なら」と思える医師にお願いしたいですね。
こちらの記事も参考にしてみてください。
⇒顎のたるみ解消グッズと言えば、やっぱりリファのローラー式美容器具!

河本裕美子
『スタイルアップして見える着こなしがわかる』骨格診断と、『美しく、健康的に見える色がわかる』 パーソナルカラー診断をベースに一人一人の本来の魅力を引き出し、外見力アップをプロデュース。
コーディネートの提案だけでなく、自分で似合う服が判別でき、組み合わせることができるようになるまでセンスを育てるコンサルティングを行っている。
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