疲れていたり、寝不足が続いたりすると、体の不調がてき面に目元に表れます。
特に、年齢と共に目の周りにハリがなくなるとたるみが目立ち、目の下のくぼみが気になってきます。
目の下のくぼみがあると疲れて見えるだけでなく、一気に老けた印象になってしまうので早めに改善したいところです。
血液やリンパの流れを促すことで目の周りにハリを与えるマッサージは、たるみの改善、ひいては目の下のくぼみ改善に効果的。
そこで今回は、目の下のくぼみを改善する方法として、マッサージをご紹介します。
まずは、目の下のくぼみができる原因から見ていきましょう。
Contents
目の下のくぼみができるのは「たるみ」のせい
年齢を重ねると、眼球を支えている靭帯がだんだんと緩んできます。
すると眼球の位置が下がり、その下でクッションの役割を果たしている眼窩脂肪(がんかしぼう)が圧迫されて前に押し出されてしまいます。
靭帯が緩むときというのは、同時に目の周りを覆っている皮膚や眼輪筋も弱っています。
押し出された眼窩脂肪を弱った皮膚や眼輪筋は支えることができず、たるみとなってしまうのです。
目の下は、頬の脂肪が下がったり、もともと脂肪が少なかったりするとくぼみやすい部分。
下まぶたのたるみによる膨らみで、その下に高低差ができるので、目の下のくぼみとして一層目立ってしまうのです。
画像引用:www.biyougeka.com
目の下のくぼみを改善するには眼輪筋トレーニング!
眼球を支えている靭帯は、一度緩んでしまうと元に戻すことはできません。
けれども、筋肉はたとえ衰えても鍛えることができます。
眼輪筋を鍛えれば、飛び出そうする眼窩脂肪を押さえるストッパーの役割を果たし、下まぶたのたるみを防ぐことができます。
そのため目の下のくぼみを改善するには、眼輪筋を鍛えることが重要なのです。
こちらの記事で眼輪筋を鍛えるトレーニングをご紹介しています。
⇒目の下のくぼみが気になる!対策には表情筋トレーニングが欠かせない!
優しくマッサージして目元の血流改善!
私自身、目の下のたるみは普段はそれほど気にならないのですが、夜遅くまでパソコンを使った翌朝などはたるみが目立ちます。
当然、目の下のくぼみもできて、その部分が影となってしまうのが気になります。
それは目の疲れによって眼輪筋が硬くなり、血液の流れが悪くなっていることの表れ。
血流が悪くなることで眼輪筋の衰えを加速させ、皮膚に十分な栄養が行き渡らずにハリを失ってしまっているのです。
目の下のくぼみを改善するには、目の周りの血流を良くすることが大切。
それには目の周りを優しくマッサージして、血流を促しましょう。
マッサージで血流が良くなれば、眼輪筋トレーニングの効果もさらにアップするでしょう。
目の下のくぼみにセルフマッサージは逆効果?
セルフマッサージをすると、逆にたるみになってしまうのではないかと心配される方も多いのではないでしょうか。
特に、目の周りは皮膚が薄くデリケートな部分ですから、なおのこと心配でしょう。
もちろん目の周りの皮膚を擦ったり、力を入れたりすることは厳禁です。
毎日のスキンケアでオイルやクリームをなじませる時に、力を入れずに優しくマッサージ。
マッサージを意識してスキンケアするだけで、目の周りの血流がアップし、目の下のくぼみの改善を助けます。
マッサージで目の下のくぼみ改善!ハリのある目元に
【準備】
マッサージは、必ずたっぷりのオイルやクリームをなじませてから行いましょう。
人差し指・中指・薬指をこめかみにあて、耳の前を通って鎖骨まで3回ほどなで下ろしてリンパの流れを促進。
- 中指で目尻から目の下を通って目頭まで、そのまま眉の下を目尻ヘ向かってやさしくなぞります。また眉間まで戻って1周半指を滑らせます。
- 中指と薬指で額の中央を押さえて圧をかけ、次にこめかみも同様に。
- こめかみから耳の前を通って首元へ流します。
- ①~③を2回繰り返します。
目の下のくぼみに効く!ツボ押しマッサージ
東洋医学では、体に不調をきたすとツボに気や悪いものが集まりやすいと言われています。
ツボを押して刺激を与えることで気の流れを整え、老廃物の排出を促します。
調べてみると、目の周りには多くのツボがあります。
ツボ押しマッサージでこり固まった眼輪筋をほぐすことができるので、目の周りの血流を良くするのにとても効果的なのです。
いつでも手軽にできるツボ押しマッサージは、皮膚の摩擦の心配が少ないので目の下のくぼみ改善にぜひ取り入れてみてください。
承泣(しょうきゅう)
瞳の中央からまっすぐ下に降りた、骨の縁のところが承泣のツボ。
血流が良くなり目の下のたるみやむくみ、クマの改善に効果的です。
疲れ目にも即効性があるので、私も目の使い過ぎでたるみが気になる時はこのツボを押さえるようにしています。
小指の腹で気持ちが良いと感じる力加減で、左右のツボを5秒押さえて離すを3回繰り返しましょう。
球後(きゅうご)
承泣と目尻の間のちょうど真ん中、目の下の骨の縁を触れて少しくぼんだところが球後のツボ。
目の周りの血液やリンパの流れを促すことでハリを与え、シワやたるみを改善します。
目が疲れてピントが合わなくなった時にもこのツボを押すと良いでしょう。
特にデリケートな目尻は、やはり小指の腹で左右のツボを優しく5秒押して離すを3回くり返しましょう。
太陽(たいよう)
目尻の少し外側のこめかみ辺り、骨が少しくぼんだところが太陽のツボ。
目の周りや側頭部の血流を促し目元全体のむくみを改善。
疲れ目や頭痛にも効果があります。
中指の腹を使って、左右のツボを気持ちが良いと感じる力加減で5秒押して離すを3回くり返しましょう。
画像引用:http://www.tarumi-navi.info
最後に
目の下のくぼみができるのは、眼輪筋が衰えることで下まぶたがたるんでしまうから。
目の下のくぼみの改善には、眼輪筋を鍛えることとマッサージで血流を良くすることが大切です。
マッサ―ジはいつものスキンケアのついでに行ったり、気がついたときにツボ押しマッサージをしたり。
また、頭皮が硬いと血流が悪くなるので、頭皮マッサージを取り入れると目元の印象も変わるはず。
少し意識して毎日コツコツとマッサージを続けていれば、きっと違いがわかるでしょう。
こちらの記事もご覧ください。
⇒目の下のくぼみが気になる!対策には表情筋トレーニングが欠かせない!
⇒「目の下のくぼみをなくしたい!」アイクリームで本気のスキンケア

河本裕美子
『スタイルアップして見える着こなしがわかる』骨格診断と、『美しく、健康的に見える色がわかる』 パーソナルカラー診断をベースに一人一人の本来の魅力を引き出し、外見力アップをプロデュース。
コーディネートの提案だけでなく、自分で似合う服が判別でき、組み合わせることができるようになるまでセンスを育てるコンサルティングを行っている。
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