鏡に映った自分の顔が二重顎になっているのを見て、ゲンナリしたことはないでしょうか。
年齢を重ねると、顎のたるみが気になります。
顎のたるみのせいで、顔が大きく見えたり、老けて見られたりしてしまうのですから。
スッキリとしたフェイスラインを取り戻すにはどうしたら良いか、あれこれ考えてしまいますね。
けれども、顎のたるみの原因を知れば、おのずと改善策がわかってくるはずです。
この記事では顎のたるみの原因についてお伝えしていきます。
Contents
顎のたるみの原因は、やっぱり「皮下脂肪」!?
顎のたるみの原因といえば、「皮下脂肪」が真っ先に思いつくのではないでしょうか。
実は、顎は特に皮下脂肪がつきやすい部分。
10代や20代では、顔にお肉がつくとパーンと張ったまん丸顔になったのではないでしょうか。
そう、それは私自身の話でした…(^-^;
私は、若い頃は太ると真っ先に顔にお肉が付くタイプでしたので、それはそれで悩みでしたが…。
けれども、今はどんなに顔にお肉がついたところで、あの頃のパーンと張った顔にはなりません。
年齢を重ねると、顔についた脂肪は重力に逆らえなくなり、下へ下へとさがって最終的には顎のたるみになってしまうのです。
当然、顎の下やフェイスラインについた脂肪は、そのまま顎のたるみになってしまいます。
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顎のたるみの原因は顔の筋肉にあった!
口や目の周り、頬など、顔には20種類以上の表情筋という筋肉があります。
表情筋をつかうことで表情がつくられ、肌のハリや弾力が保たれています。
顔の筋肉の衰えが顎のたるみを引き起こす
表情筋は、体の筋肉と同じように使わなければだんだんと衰えていきます。
けれども、一人でパソコンやスマートフォンを使用していると、人と話すこともなく、ついつい無表情でいる時間が長くなることもありますよね。
表情筋が衰えると、頬や口元についた脂肪の重みを支えられなくなってしまいます。
すると、頬やフェイスラインは下へ下へとさがり、最終的には顎のたるみを引き起こす原因となってしまうのです。
また、顎を持ち上げようとする時に、「オトガイ筋」と呼ばれる下唇の下からあご先に伸びる筋肉が使われます。
オトガイ筋が衰えると、ダイレクトに顎のたるみの原因になるでしょう。
とはいえ、顔の脂肪や皮膚がたるんでいった最終地点に顎があります。
顎のたるみは、「顔全体がたるんでいる証拠」と言えるかもしれません。
年齢を重ねることも筋肉の衰えの原因となりますので、顎のたるみが気になったら、意識して表情を動かしましょう。
現在の私はそれほど顔に脂肪が付いている方ではありませんが、年齢と共に顎のたるみは気になりますので、日頃から気をつけています。
メイクの時など、常に鏡で横からチェックすることは欠かせません。
顔の筋肉が衰えると顔がむくみやすくなる
顔の「むくみ」も、顎のたるみを引き起こす原因のひとつと言えるかもしれません。
お酒を飲んだわけでもないのに、朝起きると顔がむくんで二重顎になっていることはないでしょうか。
それは、余分な水分や老廃物が溜まっている証拠。
年齢と共に、むくみやすくなってはくるのは、筋肉の衰えが影響しています。
筋肉はリンパの流れを促すポンプの働きを果たしています。
筋肉が衰えるとその働きが弱まるため、リンパの流れが悪くなり、余分な水分や老廃物が溜まりむくみが起こります。
むくみのある状態が続くと、老廃物が健康な細胞を傷つけるようになり、細胞の働きが悪くなってしまいます。
すると基礎代謝が落ちて、脂肪をため込みやすくなってしまうのです。
顔のコリが「たるみ」や「むくみ」の原因に
顔にもコリがあることをご存知でしょうか。
顔のコリは、何もしなければ肩コリのような痛みはありませんが、顔を触ってコリコリと硬くなっていたり、痛かったりするとコリがあるかもしれません。
顔にコリがあると、血流やリンパの流れが悪くなるため、たるみやむくみの原因になってしまいます。
表情のクセでいつも同じ筋肉に力が入っていると、顔のコリになりやすいでしょう。
あるいは、いつも無表情で表情筋を動かさないでいると、表情筋が硬くなり顔コリの原因になってしまいます。
私は、食いしばりのクセがあるため、咬筋(こうきん)というエラの筋肉にコリがあります。
そう、食いしばりクセがあると、顎のたるみになりやすいのです。
そのため、かかりつけの歯科医院の先生のすすめで、私は毎晩マウスピースをはめて寝ています。
顎にたるみが起きないように、顔のコリをほぐすマッサージをすることも毎日の習慣にしています。
顎の下から首にかけての筋肉の衰えが、顎にたるみを作る!
顎の下に、「顎舌骨筋(がくぜつこつきん)」という舌を支えている筋肉があります。
顎舌骨筋がたるむと、「舌骨」と呼ばれる下のつけ根辺りにある骨が通常の位置より下がり、二重顎の原因となってしまうのです。
二重顎はダイレクトに顎のたるみの原因になってしまいますね。
また、顎から鎖骨にかけては「広頚筋(こうけいきん)」呼ばれる筋肉があります。
広頚筋が衰えると、いわゆる「縮み首」になってしまいます。
「縮み首」というのは、広頚筋(こうけいきん)が衰えることで縮んでしまい、首に横じわが入ってしまった状態。
首のしわだけでなく、広頚筋が縮むと口元や頬の筋肉が引っ張られ、顎のたるみの原因になってしまうのです。
最近、なにかと耳にするスマホたるみは、スマートフォンを使う時の下向き姿勢が原因。
下向きの姿勢でいると、顎舌骨筋や広頚筋に余り負荷がかかっていないことがわかるのではないでしょうか。
そのため、下向き姿勢の時間が長いと、顎舌骨筋や広頚筋はだんだんと衰えてしまうのです。
その上、下向きの姿勢でいると顎や首の筋肉が圧迫されて、リンパや血液の流れが悪くなります。
リンパや血液の流れが悪いと、顎に脂肪がつく原因となってしまことはこれまでお話してきた通りです。
表情筋の衰えが皮膚のたるみの原因に
年齢と共に、皮膚の潤いを保つコラーゲンやエラスチン、それにヒアルロン酸が減っていくと、皮膚のハリや弾力もなくなってきます。
皮膚がハリや弾力を失うと、それほど脂肪がついていなくても顎のたるみになってしまいます。
皮膚のたるみが顎のたるみを作ってしまうのです。
皮膚のたるみの原因は加齢だけでなく、摩擦、乾燥、紫外線など、それに疲れやストレスも。
実は表情筋の衰えは皮膚のたるみにも影響しています。
表情筋の動きが悪くなると血流が悪くなり、皮膚に必要な栄養分や酸素が行き渡らなくなってしまうのです。
疲れやストレスで表情がこわばっていると、皮膚がたるんで顎のたるみを悪化させてしまうかもしれません。
最後に
年齢を重ねると、皮膚や脂肪が垂れ下がり、嫌になってしまいますよね。
けれども、落ち込んでいるわけにはいきません。
顎のたるみの根本的な原因は、筋肉の衰え。
改善するために今すぐできることは、
「スマイル!」
明るい表情を心がければ、ハリのあるフェイスラインをキープできますよ。
こちらの記事もご覧ください。

河本裕美子
『スタイルアップして見える着こなしがわかる』骨格診断と、『美しく、健康的に見える色がわかる』 パーソナルカラー診断をベースに一人一人の本来の魅力を引き出し、外見力アップをプロデュース。
コーディネートの提案だけでなく、自分で似合う服が判別でき、組み合わせることができるようになるまでセンスを育てるコンサルティングを行っている。
好印象を与えるファッションを軸として、ほどよくトレンドを取り入れるアドバイスが人気となり、もっと輝きたいと願う女性からの申し込みが後を絶たない。
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